リアリティの反映:求められるビジュアルに変えるために

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ありのまま”という言葉について考えてみましょう。聞き飽きたお決まりの言葉だと思う人もいるのではないでしょうか? しかし、この言葉は、それを受け入れたブランドとそれを切望する消費者とが深く共鳴することで、注目する価値があることを証明しています。リアリティの重要な要素として、ありのままの表現はもはや必要不可欠なものとなっています。

「透明性がなく、不誠実で、リアルさに欠けるブランドに対して、消費者は厳しくなりました。ビジュアル表現を通してブランドの信頼を確立するには、真実であることありのままであることがカギとなります」

– ゲッティイメージズ・クリエイティブインサイト・チーム

こうしたリアリティを志向する声に対応することを検討しているブランドのために、ゲッティイメージズでは今求められるビジュアル素材の提供に努めています。ただし、ビジュアル素材の話をするまえに、まずはリアリティを表現する2種類のアプローチを把握しておきましょう。そのアプローチを効率的に達成するために採用すべきビジュアル戦略についてもご案内します。

リアリティとは?

リアリティの核心は、違いを受け入れ、他人の体験に共感を見いだし、個人と仕事の両面におけるすべての行動で自分らしさを発揮する能力を持つことです。このことから、リアリティを実現するためのアプローチが2種類考えられます。1つは個人的なアプローチであり、もう1つは市場志向のアプローチです。どちらのアプローチにおいても根幹となっているのは、透明であること、ありのままであること、自分の信じるものを支持すること、そして寛容であることです。

個人的なリアリティは、消費者個人、そして周囲の社会に対する消費者個人の捉え方と密接に関係しています。特に若い世代の消費者は、お金をどこに使うかを意識しており、企業が自分たちの支持する価値観と同じかどうかを知りたがっています。自分たちの行動が、未来に影響を与えて未来を形成できると信じる人が75%に上るという調査結果もあります。自分の価値観とは違うと感じたブランドや製品は拒否される一方で、自分の価値観に通じると感じた店ではより多くのお金が消費されるので、個人の関心事に注意を払うことは重要です。

市場志向のリアリティは、ブランドに反映され、ブランドがありのままの世界を具現化し、顧客とのつながりをより良くするために何ができるのかが問われます。時々、SNSで投稿するだけでは不十分です。消費者が求めるのは、検討を重ねた真剣な取り組みであり、その変化がビジュアルの表現とメッセージから見受けられることなのです。80%の人たちが、あらゆる体型やサイズの人を起用する必要があると答えていることを踏まえると、まずはビジュアルに多様性を加えることから始めるといいでしょう。

リアリティの有用性

リアリティが消費者にとって優先事項であることは明らかです。この流れにそって消費者との信頼関係を構築するかどうかは、あなた次第です。SNSで消費者と健全な関係を築くことを目指し、ブランドのアイデンティティとメッセージに配慮できるSNSのスペシャリストを雇うことを検討してみましょう。そうすることで、ブランドロイヤリティを高めることができ、多くの売上につながる可能性があります。

私たちの調査に回答した人の約半数は寄付をしたことがあり、42%がSNSを通じて何らかの活動を支持していることから、もう1つのステップとして、社会貢献をブランドの理念に組み込むことが考えられます。すでに多くのブランドは、価値のある活動に対して相応の寄付を行っています。中には、製品が売れるごとに製品を寄付するブランドも見受けられます。こうした取り組みは、すべてのブランドで可能ではないかもしれませんが、そのアイデアを起点にして、消費者と同じ価値観を共有していることを示すためにどんなことが可能か考えることはできます。労力はかかりますが、善良な活動をサポートして、愛着を感じてくれる顧客を多く生み出すことになるので、長期的には効果が見込まれます。

リアリティを表現するビジュアルの入手場所

ゲッティイメージズのウェブサイトにアクセスしましょう。フォトグラファー、ビデオグラファー、クリエイターからなる多様でグローバルなチームが、革新的、本格的、包括的なビジュアルを制作しています。テーマ別にビジュアルを厳選したギャラリーを、いくつかご紹介します。適切なビジュアルを選ぶことでリアリティを表現できることをぜひ実感してみてください。

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透明性がカギ

消費者は、お気に入りのブランドが信頼できる存在であってほしいと考えます。適切なビジュアルは、そうした信頼感を高めるのに役立ちます。製品の製造過程を見せたり、社会問題に対する会社の立ち位置を明示したりと、目的は違っていても、こちらのギャラリーにある、ありのままの印象を与えるビジュアルで繋がりを構築しましょう。

ビジネスと透明性を表現するビジュアルのギャラリー

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あらゆる人を起用すること

消費者には様々な人がいます。ひとりひとりが違う個人であり、自分と同類の人や同類の意見が描かれている高品質なビジュアルを求めています。こちらのギャラリーから、対象となる消費者の個性を反映したビジュアルを使ってみましょう。

リアルなコミュニティを表現するビジュアルのギャラリー

個別の一体感を表現するビジュアルのギャラリー

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ありのままでいること

人々の多様性とリアリティを表現するなら、ありのままの印象を与えるビジュアルをテーマ別に厳選したこちらのギャラリーをご覧ください。

現実をありのままに表現するビジュアルのギャラリー

レタッチしていないビジュアルのギャラリー

リアルな仲間を表現するビジュアルのギャラリー

リアリティは、消費者の行動に影響を与えるフォースの1つです。その他のフォースと全容については、ゲッティイメージズでのレポートVisual GPSをご覧ください。レポートの全文をこちらからダウンロードすることができます

694764000, MoMo Productions | 526298817, Thomas Barwick | 1125896414, Igor Alecsander | 1157373385, Martinedoucet