ビジュアルとコピーを調和させる7つのポイント

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ビジュアル素材に文字を加える作業では、バランスが非常に重要になります。見た目に美しくプロフェッショナルな仕上がりのコンテンツを制作するためには、文字とビジュアルを調和させる必要があります。ここでは、失敗を防ぐためのガイドラインをご紹介します。

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1. 色/コントラスト/明度

文字とビジュアル素材でコントラストを強くすると、コンテンツが見やすく目立つようになります。一般的なのは、暗めのビジュアル素材に明るめの文字を使用する(またはその反対にする)方法です。青とオレンジのように補色関係にある色を使用すると文字が際立ち、デザインも印象的になります。

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2. ぼかし

ごちゃごちゃした印象を和らげたいときには、ぼかし効果を使用してみましょう。そうすることで、ビジュアル素材をメインとしてではなく、デザイン全体の雰囲気を引き立てる要素として使用できるほか、ぼかしたスペースへ文字を加えられるようになります。

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3. 文字のサイズ/太さ

大きく存在感のある文字は目立ちますが、控えめな細いフォントの方が大きなインパクトを与えることもあります。ビジュアル素材が重厚ではっきりとした印象の場合は、軽やかで繊細な文字を使用するとバランスの取れたデザインになります。細い文字を使用しても、その分ビジュアル素材の見える部分が増えるため、太い文字と同じく人目を惹きつけられます。

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4. 気持ち/感情

文字だけでなく画像自体も、感情に訴求するものを選ぶことが肝心です。たとえば、“新鮮でおいしい食材”というフレーズを、白い背景の前に置かれたいかにも加工食品のようなサンドイッチの写真に使う場合と、新鮮な食材で料理を作る人の写真に載せて使う場合では、受け手の共感の度合いが違います。“”’

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5. 遠近法

文字の角度をビジュアル素材に合わせることで、文字がデザインの一部としてつながっているように見せることができます。画像に合わせてフォントサイズや遠近法を調整して、文字に奥行きを出してみましょう。

6. 文字の配置

ついつい文字をビジュアル素材の中央に置きたくなるかもしれませんが、それが必ずしも最良の効果をもたらすとはかぎりません。デザイン全体を考慮しなければ、文字の配置が雑に見えたり、ビジュアル素材の重要な部分を隠したりしてしまうおそれがあります。デザインで視線の流れを意識するようにしましょう。「視線が引き寄せられる場所はどこか?」 「被写体が向いている場所はどこか?」 そうした場所には自然と視線が集まるので、文字を配置するのに適しています。

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7. 文字のフレーム

文字をフレームで囲むと、焦点をはっきりさせるのに役立ちます。の形状やグラフィック要素(線、点、矢印など)で文字を囲んで、視線を惹きつけましょう。フレームの背景に色がついている場合は、少し透明にしてみましょう。フレームの背後にあるビジュアル素材が透けて見えるようになるので、デザイン全体がまとまりのある印象に仕上がります。

901670622, Flashpop/Creative RF | 114850363, Jeremy Woodhouse/Creative RF | 871715228, eleonora galli/Creative RF | 492708704, gruizza/Creative RF | 967870372, MilosBataveljic | 462555821, coolbiere photograph/Creative RF